京都の景観条例は看板の規制がおこなわれています

全国で最も厳しいと言われている景観の条例が2014年9月1日より施工されている京都市は、派手な広告が姿を消して歴史的な景観と調和のとれた街並みになりつつあります。色の制限があり特に原色の看板は変更を余儀なくされています。例えば、黄色のマクドナルドの表示が灰色になっています。他にも全国展開のフランチャイズ店が、ここだけは色が全く違うのは驚きです。白と水色のローソンは白を基調としたシックなものになっています。
観光客の反応は、好意的な意見が目立ちます。古都の伝統を感じるものが増えたことは住民にとっても歓迎すべき出来事です。市の中心部は特に変化が激しく、景観に調和したものやシンプルな外観に改修する店が多いです。これからも、条例の効果が街の風情を変えていくのは間違いありません。

原色のものは街から姿を消し落ち着いた雰囲気に

屋外広告物を都市の景観に影響する建築物の重要な要素であると位置づけて、昭和31年から屋外広告法に基づいて屋外広告物等に関する条例を制定して、屋外広告物の規制を始めました。
屋外広告物とは、屋外で、常時または一定の期間継続して、公衆に表示されるものです。具体的には、看板や広告塔、ポスターだけでなく、建築物の壁面に表示されるものも含まれます。
京都市においては、市内全域を屋外広告物規制地域または屋外広告物禁止区域に指定して屋外広告物を表示する場合は市長の許可を得ることを義務付けています。街並み景観に配慮した一定の高さ、面積、形態、意匠の広告物を認める許可制度が街並みの改修に結びついています。
特に赤色ベースのものが禁止されやすく、原色の面積が多いものが許可されていません。

導入にあたって反対又は弊害はないのか

景観条例の政策が発表されたと同時に、不動産業者や広告業界から強い反対の声があがりました。またすでに新たな高さ規制を上回る既存住民からも将来の建て替えの不安から抗議がでました。
今回の景観条例の趣旨は、経済活性化の名のもとに規制緩和を推し進めてきた企業などに京都の伝統的なよさを観光のうえからも、とりもどすべきだという趣旨です。広告物も同じ趣旨で景観を阻害するようなものは排除していくことになっています。
規制に基づき変化が生じています。施工前に高さ規制を超えたマンションの建設が急速に進んだのは、駆け込みで建てる現象で許されていいものではありません。また古い広告物は、撤去にかかるお金がないと放置されることもあり、撤去が進んでいない地区もあります。主要繁華街から景観を変えていますが、時間がかかる作業になっています。